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2023年8月16日のトレンド
パスワード
- 8月14日から15日にかけて、pictBLandとpictSQUAREのデータベースに不正アクセスが行われたことが判明した。
- 流出した可能性がある情報は、pictBLandのログインメールアドレスとログインパスワード、pictSQUAREのログインメールアドレス、ログインパスワード、振込先口座情報、配送先住所情報である。
- GMWは両サイトのサーバをダウンさせ、pictSQUAREの振込先口座情報と配送先住所情報を削除した。
- GMWは問題の原因の究明と再発防止策を最優先で進めており、警察など公的機関とも連携している。
- GMWはユーザーに対して謝罪し、他サービスで同じパスワードを使用している場合は変更すること、不審なメールが来た場合はメール内のリンクをクリックしないことを呼びかけている。
- GMWは具体的な再発防止策や詳細な調査結果が判明次第、追って報告するとしている。
- GMWは本件専用の相談窓口を設ける予定であり、この期間に生じたpictSQUAREサークル参加料金について全額補填するとしている。
- pictBLandはパスワードを平文で保存していた。
- 平文とは、暗号化されていないデータのことで、誰でもその内容を読むことができます。
- パスワードを平文で保存していると、サーバーが不正アクセスや情報漏えいに遭った場合、第三者にパスワードがそのまま知られてしまいます。
- これは、利用者の個人情報やアカウントなどを危険にさらすことになります。
- パスワードを安全に保存するためには、ハッシュ化という技術を使う必要があります。
- ハッシュ化とは、ハッシュ関数という特殊な計算方法によって、元のデータを別の値(ハッシュ値)に変換することです。
- ハッシュ値は復号できないため、元のパスワードを知ることはできません。
- また、同じパスワードからは同じハッシュ値が生成されるため、ログイン認証などに使うことができます。
- ハッシュ化を行う際には、ソルトというランダムな文字列を元のデータに付加してから変換することが一般的です。
- これは、ハッシュ値から元のデータを推測されるリスクを軽減するためです。
- パスワードのハッシュ化は、セキュリティ対策の基本中の基本です。
生成AI規制
- 中国は、この生成AIについて、世界で初めて規制する管理規則を施行しました。
- この規則では、生成AIの提供者や利用者に対して、「社会主義核心価値観」を守ることや、「国家の安全と利益に危害を加えるような内容を作成しないこと」などを求めています。
- また、生成AIのサービス提供者は、当局の許可を得ることや、生成された内容に「生成AIによるものであること」を明示することも義務付けられています。
- 中国政府は、この規則を制定することで、生成AIを通じて共産党政権に不都合な情報が拡散されるのを防ぐことを狙っています。
- しかし、この規則は、中国の生成AIの開発やイノベーションにも影響を与える可能性があります。
- 生成AIはまだ発展途上の技術であり、多様な試行錯誤が必要です。
- しかし、中国政府の厳しい監視や介入によって、生成AIの自由な発展が妨げられる恐れがあります。
- 生成AIは、人類の知的活動に大きな変革をもたらす技術です。
- しかし、その変革は必ずしも良い方向に進むとは限りません。
- 生成A9の利用や管理に関しては、倫理的な問題や社会的な影響も考慮しなければなりません。
給与返納
- 河野太郎デジタル相は15日の記者会見で、自身の閣僚給与3カ月分を自主返納すると発表しました。
- 河野氏は、マイナンバー制度の推進を担当するデジタル大臣として、初動が遅れたことについて責任を取るべきだと認めました。
- しかし、辞任は否定し、「引き続き職務に専念する」と述べました。
日本医師会
- 新型コロナウイルスワクチンの副反応に関するものです。
- 副反応とは、ワクチン接種後に起こる可能性のある症状のことで、注射した部分の痛みや発熱、頭痛、筋肉や関節の痛みなどがあります。
- 副反応は、ワクチンが体内で免疫を作る過程で起こるもので、ほとんどの場合は軽度で数日以内に回復します。
- しかし、稀に重篤な副反応が起こることもあります。
- 例えば、アナフィラキシー(急性のアレルギー反応)や血栓症(血液が固まって血管を詰まらせる病気)や心筋炎・心膜炎(心臓の筋肉や膜が炎症を起こす病気)などが報告されています。
- これらの副反応は非常にまれですが、重大な影響を及ぼす可能性があります。
- 日本医師会の釜萢(かまやち)常任理事は、新型コロナウイルスワクチンについて「効果に対する信頼性は揺るぎないものがある」として有効性を強調しました。
- ワクチンは、新型コロナウイルス感染症の重症化や死亡を防ぐ効果が高いとされています。
- しかし、釜萢理事は、過去に副反応が出た人に対しては、「今後の接種について慎重に検討するよう呼びかけた」とも述べました。
- 副反応が出た人は、医師や相談窓口と相談しながら、追加接種や異なるワクチンへの切り替えなどの可能性を検討する必要があるということです。
- 新型コロナウイルスワクチンは、感染拡大を防ぐために重要な役割を果たしています。
- しかし、ワクチン接種には個人差やリスクもあります。
- そのため、自分の体調や健康状態に合わせて、適切な判断をすることが大切です。
玉音放送
- 玉音放送とは、1945年8月15日に昭和天皇がラジオで朗読した「終戦の詔書」のことで、日本がポツダム宣言を受諾し、太平洋戦争を終結させることを国民に告げたものです。
- 玉音放送は漢語が多く使われて難解な文章だったため、意味をよく理解できなかった国民も当時多かったといわれています。
- 現代語訳は、以下のようになります。
- 「私は、今まで戦争を続けてきたが、これ以上戦っても我が国民の滅亡だけでなく、人類の文明も破壊されることになると考えた。そこで、政府に命じてアメリカ・イギリス・中国・ソ連の4か国から出された共同宣言(ポツダム宣言)を受け入れるように通告させた。この宣言は、我が国の主権や国体(天皇制)を尊重してくれるという約束があるからだ。私は、この決断によって世界を平和にして欲しいと思っている。私は、国体を守ることができ、忠実なお前たち国民の真心を信頼している。常にお前たち国民と一緒にいる。
- しかし、敵国は我が国の無条件降伏を求めており、我が国の将兵や一般市民に対して非人道的な扱いをするかもしれない。それでも、お前たち国民は耐えがたいことを耐え、忍びがたいことを忍んでほしい。お前たち国民の行動や態度が敵国の心を和らげることを期待している。お前たち国民は、自分の責任や義務を忘れずに行動してほしい。特に軍人や公務員は職務を全うしてほしい。また、敵国から来る者に対しても礼儀正しく接してほしい。
- 私は、この詔書を聞いて悲しみや怒りに駆られるお前たち国民の気持ちを理解している。しかし、この詔書は我が国の存続と世界平和のために必要なものだと思ってほしい。私は、お前たち国民が一致団結して困難に立ち向かうことを信じている。私は、お前たち国民が新しい日本を築くことを期待している」。
実質GDP
- 国内総生産(GDP)とは、国内で生産された付加価値の総額のことで、経済の規模や成長率を測る指標の一つです。
- GDPが増えるということは、経済が活発になっているということです。
- 2023年4~6月期の日本のGDPは、前期(1~3月期)に比べて1・5%増えました。
- これは、年率換算で6・0%増ということになります。年率換算とは、このペースが1年間続いたと仮定した場合の増減率を表すものです。
- この数字は、欧米や中国などの主要国よりも高い水準です。
- GDPを構成する要素のうち、最も大きく寄与したのは輸出でした。
- 輸出は、前期に比べて3・2%増えました。
- 特に自動車の輸出が伸びたことが要因です。
- 欧米などの需要が回復し、半導体不足などの供給制約も緩和されたことで、日本の自動車メーカーは出荷量を増やすことができました 。
- 一方、個人消費は0・5%減りました。
- 個人消費とは、家計が消費する財やサービスの金額のことで、GDPの約半分を占める重要な要素です。
- 個人消費が減った理由としては、物価高や新型コロナウイルス感染症の影響が挙げられます。
- 食料品や家電などの購入が控えられた一方で、外食や旅行などは感染対策をしながら回復傾向にありました 。
- このように、日本のGDPは外需によって押し上げられた一方で、内需は弱い状態にあります。
- 今後の経済成長には、新型コロナウイルス感染症の収束やワクチン接種の進展、個人消費や設備投資の回復などが重要な要素となります 。
ひも付けなし
- マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにしたもので、2021年10月から利用できるようになりました。しかし、この制度には大きな問題があります。
- それは、保険情報とマイナンバーがひも付いていない人が少なくとも40万人以上いるということです。
- ひも付けとは、マイナンバーと個人の保険情報を紐づけることで、健康保険組合や医療機関がマイナポータルから個人の保険情報を確認できるようにする仕組みです。
- このひも付けは2016年から始まりましたが、まだ完了していない人が多くいます。
- その理由としては、マイナンバーの提出がない人や、住所などの情報が一致しない人がいることが挙げられます。
- この問題の影響は大きく、ひも付けできていない人はマイナ保険証を利用できません。
- つまり、マイナポータルから自分の保険情報を見ることもできないし、医療機関でマイナンバーカードを提示してもエラーが表示されます。
- また、マイナポイントをもらっても、それが保険情報とひも付いていることを保証するわけではありません。
- この問題を解決するためには、まず自分の保険情報とマイナンバーがひも付いているかどうかを確認する必要があります。
- その方法は、マイナポータルにログインして自分の保険情報を見るか、所属する健康保険組合に問い合わせるかです。
- もしひも付けできていない場合は、マイナンバーの提出や住所変更などの手続きを行う必要があります。
窓口負担増
- マイナ保険証の問題に関するものです。
- 政府はこの問題に対して十分な対応をしていません。
- むしろ、マイナ保険証の普及を強引に進めようとしています。
- 政府は現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証を持たない人には「資格確認書」という代替物を交付することにしました。
- 資格確認書とは、個人の保険情報が印刷された紙の証明書で、健康保険証と同じように医療機関で提示することができます。
- しかし、資格確認書には大きな欠点があります。それは、窓口負担が割高になることです。
- 政府はマイナ保険証を利用する人に対して優遇措置を行っており、窓口負担の金額を安く設定しています。
- 一方、資格確認書を利用する人に対しては、ペナルティーとして窓口負担の金額を高く設定することを検討しています。
- この話題に関しては、多くの識者や医療関係者が政府の方針に反対しています。
- 一橋大名誉教授の野口悠紀雄氏は、「資格確認書の場合は、本人負担額がマイナ保険証の場合より高く設定される予定だ。寝たきりなどでマイナンバーカードを取得できない人に対して、なぜこのようなペナルティーを課すのか、理解できない」と痛烈に批判しています。
佐野菜見さん
- 佐野さんは、「坂本ですが?」「ミギとダリ」などの人気作品を描いていた漫画家で、2023年8月5日に36歳で逝去されました。
- 佐野さんは2010年に「Fellows!」(現在の「ハルタ」)でデビューし、クールなスーパー男子高校生・坂本を描いた学園コメディ「坂本ですが?」で注目を集めました。
- この作品は2016年にテレビアニメ化され、多くのファンを笑わせました。その後、人間と寄生虫の共生をテーマにした「ミギとダリ」を連載し、2021年に完結しました。
- この作品も2023年10月からテレビアニメ化される予定でした。
- 佐野さんは漫画に対して真摯でまっすぐな方でした。
- 面白い漫画を描くため、漫画家として成長するための努力を楽しんでできる人でした。編集部や漫画家仲間からも尊敬されていました。
- 佐野さんは病気が見つかって入院する前に、「これを乗り越えたら、すごい漫画が描ける気がします」と言っていましたが、残念ながらその夢は叶いませんでした。
- 佐野さんは進行の早い癌により闘病1カ月という早さで旅立ちました。
- 佐野さんの遺族からは、「ファンの皆様へ 娘の菜見は進行の早い癌により闘病1カ月と言う早さで8月5日に旅立ちました。 ご愛読いただきましてありがとうございました。 『この人生は 楽しい人生だったわさ 私はこれから多分もっと自由な世界にいってきます…アバヨ』 (遺書より抜粋)」というメッセージが伝えられました。
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