目次
2023年9月23日のトレンド
上場廃止へ
- 東芝は日本の代表的な大企業で、家電製品や原子力発電など多岐にわたる事業を展開してきました。
- しかし、近年は不正会計や巨額損失、株主との対立などで経営が混乱しました。
- そのため、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)など国内連合が東芝の株式を公開買い付け(TOB)することになりました。
- TOBは8月8日から始まり、9月21日に成立しました12。JIP陣営は東芝の株式の78.65%を買い付け、株式の3分の2以上を保有したことで、2兆円を投じて東芝を上場廃止にすることが可能となりました。
- 東芝は74年間にわたって株式市場に上場していましたが、年内にも上場廃止となる見通しです。
- 東芝の島田太郎社長兼最高経営責任者(CEO)は、「新しい株主の下、新たな未来に向かって大きな一歩を踏み出す」との声明を発表しました。
- JIP陣営は東芝の再生を目指していますが、その具体的な方針や計画はまだ明らかにされていません。
大阪府警
- 大阪府警察本部の代表電話に2300回以上も迷惑電話をかけたとして、偽計業務妨害の疑いで48歳の男が逮捕されました。
- 男は「バーカ、バーカ」「死ね死ね」「大阪府警4万人、いつでも全部殺したんぞ。お前らゴミめ、ボケカス、おい」などと暴言を吐いたり、音楽を流すだけの無言電話を繰り返したりしたということです。
- 男は今年8月2日から28日の間に2342回も電話をかけたとされています。
- 警察は電話番号や通話明細などの捜査で男を特定しました¹²。男は京都市左京区に住む自称・派遣社員で、警察の調べに対して「大阪府警が嫌いで電話をかけた。警察の業務を妨害したつもりはない」と容疑を否認しているということです。
- この事件は大阪府警の職員や市民に多大な迷惑や不安を与えたとして、非難の声が上がっています。
- また、迷惑電話は他の行政機関や企業にも問題となっており、対策が求められています。
7000円
- この話題は、無免許、飲酒運転で大学生をひき逃げしたブラジル人男性が、刑務所を出所後に遺族に謝罪も賠償もせずに母国に帰国した。
- 2011年10月30日、名古屋市内でハロウィンパーティーに参加したブラジル人男性(当時47歳)は、テキーラやビールを飲んだ後、無免許で車を運転しました。
- 途中で追突事故を起こし、逃走する際に一方通行を逆走し、無灯火で走行していました。
- そのとき、自転車で横断歩道を渡っていた名古屋大学の学生・眞野貴仁さん(当時19歳)に衝突しました。
- 貴仁さんは自転車ごと40メートルもはね飛ばされ、その場で死亡しました。
- 男性は貴仁さんを救護することもせずに逃走し続けましたが、約1時間半後に警察に確保されました。
- 男性は「自動車運転過失致死罪」と「道路交通法違反」で起訴され、懲役7年の実刑判決を受けました。
- しかし、「危険運転致死罪」ではなく「過失致死罪」であったため、刑期は短くなりました。
- また、男性は自動車保険もかけておらず、所持金も7000円しかなく、賠償金を支払う能力がありませんでした。
- 貴仁さんの父親・眞野哲さん(60歳)は民事裁判を起こしましたが、約4000万円の損害賠償が認められても、その判決文は紙切れになりました。
- 眞野哲さんは2018年3月に刑務所に収監中の男性に面会し、「一生かけて償う」という約束を取り付けました。
- しかし、男性は出所後に遺族と連絡を取ることもなく、母国ブラジルに帰国してしまいました。
- 眞野哲さんは男性の現住所を調べることもできませんでした。
運転免許を返納
- この話題は、名古屋市緑区で6歳の女の子が連れていた犬が信号無視をした車にひかれて死んだ事故。
- 警察は現場から逃げた車を運転していた91歳の男性を道路交通法違反の疑いで22日書類送検しました。
- 警察によりますと、ことし7月、緑区平手北の信号のある横断歩道で、6歳の女の子が犬を連れて歩いていたところ、突然、車が突っ込んできて犬をはねました。
- 車はそのまま逃走し、犬はその後、死にました。
- はねられた犬はポメラニアンの「朝陽くん」で、家族全員が大切に育てていた犬でした。
- 警察は周辺の防犯カメラなどを調べ、逃げた車の運転手は名古屋市緑区に住む91歳の男性と断定しました。
- 男性に認知症はなく、警察の調べに対して事故を起こしたことも認めているということです。
- CBCテレビの取材に対し、男性はすでに運転免許を返納したと話しています。
- 男性は14日に被害者家族を訪れて謝罪しましたが、事故のことを「全く覚えていない」と言ったり、「あの車は最新の車で自動ブレーキがついている。ワンちゃんが低いから止まらなかったんだと思います」と言ったりして、家族の怒りや悲しみを増幅させました。
- 6歳の女の子は男性の謝罪に対して何も語らず大粒の涙を流しました。
不動産の日
- 9月23日は「不動産の日」です。
- この日は、秋は不動産取引が多くなることと、「2(ふ)10(どう)3(さん)」の語呂合わせから、昭和59年(1984年)に全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)が定めました。
- 全宅連は、全国の宅地建物取引業者の団体で、消費者の利益を守るために様々な活動を行っています。
- 不動産の日には、全国各地で「全国不動産フェア」が開催されます¹。これは、不動産に関する無料相談会やセミナー、献血運動やチャリティーバザーなど、地域に密着したイベントを行うものです。
- また、全宅連・全宅保証では、不動産の日にちなんで、「一般消費者の不動産に関する意識や空き家問題など、現在注目されている現状を幅広く調査しています。
- 不動産の日は、不動産業界や消費者にとって、有意義な情報交換や啓発活動の機会となっています。
- また、不動産に関心のある方にとっても、住まいや投資などに役立つ知識や情報を得ることができます。
処理水放出開始1カ月
- 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出。
- 処理水に含まれるトリチウムという放射性物質が水産物に影響を与えるという懸念から、中国が日本産の水産物の輸入を全面停止しています。
- そのため、日本の水産業者はホタテなどの販路が途絶えて困っています。
- 政府は支援策を打ち出しましたが、現場からは不満や不安の声が上がっています。
経済対策の柱
- 岸田文雄首相が10月に取りまとめる経済対策の内容を25日に発表する。
- 経済対策は、物価高対策、賃上げや投資促進、人口減少への対応、災害対策などを柱としています。
- 政府は、対策の財源として2023年度補正予算案を編成する方針ですが、支出規模や国会提出時期については未定です。
元愛知大生
- 愛知大学の学生自治会役員だった3人の元学生が、反戦デモに参加したことを理由に退学処分を受けたことに対して、不当な処分だとして再審査請求を行った。
- 3人は、2023年2月に名古屋市で行われた「戦争法廃止・安倍政権打倒」のデモに参加したことや、学生自治会の運営に問題があったことなどを根拠に、9月22日に愛知大学から退学処分の通知を受けました。
- 3人は、処分は政治的な意図に基づくものであり、学生の自由な表現活動や自治活動を抑圧するものだと主張しています。
- また、処分の手続きや根拠も不透明であると指摘しています。
- 3人は、川井伸一愛知大学長に対して、処分の取り消しを求める再審査請求書を提出しました。
日本脳炎
- 熊本県の玉名郡に住む70代の男性が日本脳炎という感染症にかかった。
- 日本脳炎は、蚊が媒介するウイルスによって引き起こされる重い病気で、高熱やけいれん、意識障害などの症状が出ます。
- 日本脳炎に感染した人の中で、発症する確率は低いですが、発症した場合は致死率が高く、生き残っても後遺症が残ることが多いです。
- 日本脳炎の予防には、ワクチン接種や蚊に刺されないようにすることが大切です。
- この男性は、9月4日に発熱や言葉が出にくくなるなどの症状が出て、医療機関を受診しました。
- 呼吸困難も起こり、9月21日に日本脳炎の検査で陽性と判明しました。
- 現在は有明保健所管内の医療機関に入院しています。
- この男性は、今年に入って日本で初めて日本脳炎に感染した人となりました。
- 昨年は全国で5人が感染し、うち1人が死亡しました。
- 熊本県では、7月27日から県内全域に日本脳炎注意報を発令しています。
- 県民に対しては、長袖や長ズボンを着用したり、虫よけ剤を使ったりして蚊に刺されないように注意するよう呼びかけています。
- また、蚊の発生源となる水たまりをなくすなどの対策も求めています。
コメント