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2023年9月9日のトレンド
救急の日
- 9月9日は「救急の日」です。
- この日は「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせから、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、1982年に厚生労働省によって定められました。
- また、「救急の日」を含む1週間を「救急医療週間」として、例年、応急手当の講習会を中心とした救急に関するさまざまな行事が開催されます。
- 今年は9月3日から9日までが「救急医療週間」です。
- 消防庁では、心肺蘇生法等に関するアニメーション動画の公開による普及啓発を行います。
- また、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、感染拡大の防止に留意した上で、地域の実情に応じた対応をとるよう関係機関に求めています。
- 「救急の日」は、もしもの時に自分や周りの人を助けることができるように、応急手当や救急医療の大切さを確認する機会です。
中華民族の感情を損なう
- 中国で「中華民族の精神に悪影響を与えたり、感情を傷つけたりする」衣服やシンボルを身につけたり、他人に身につけさせたりした人に対して、拘束や罰金などの処罰を科すことを定めた「治安管理処罰法」の改正案が公表された。
- この法改正は、中国共産党が模範的な中国国民とは何かの再定義を進めている一環とみられます。
- しかし、この法改正には多くの批判や疑問が寄せられています。法律の専門家は、改正案の表現があいまいで、権力の乱用を招きかねないと指摘しています。
- ソーシャルメディアのユーザーは、どのような服装が違反にあたるのか、外国ブランドの服や日本の着物などが禁止されるのではないかと不安や怒りを表明しています。
- また、改正に向けてのパブリックコメントには7万件以上の意見が寄せられましたが、現在は閲覧できなくなっています。
心肺停止
- 北海道で開催されている自転車レース「ツール・ド・北海道」で、中央大学の男子学生が乗用車と正面衝突し、心肺停止の重体に陥った。
- 事故は8日午前11時40分頃に上富良野町の道路で起きました。
- 男子学生は前の集団を追い抜こうと対向車線に出た際に衝突したとみられています²。乗用車の60代男性にけがはありませんでした。
米国企業
- 日本の上場企業の半数以上が株価純資産倍率(PBR)が1倍を下回っており、企業価値が低く評価されている。
- 東京証券取引所(東証)は、PBR1倍割れの企業に対して、資本コストや株価に対する意識改革や経営努力を示す改善計画の開示を求めています。
- しかし、この要請に対して、多くの企業が消極的な姿勢を見せており、市場や投資家と向き合った経営をしていないという批判があります。
- PBRは、株式市場での企業価値と会計上の純資産との比率であり、PBRが1倍を下回るということは、市場価値が解散価値を下回っていることを意味します。
- これは、企業が生み出すリターンが投資家の期待収益率である資本コストを超えておらず、今後も価値を毀損し続けるとみなされていることを示しています。
- 欧米の主要株価指数構成銘柄と比較すると、日本のPBR1倍割れ企業の割合は異常に高く、少子化対策や国際競争力の低下などによる日本経済の停滞が背景にあると考えられます。
- 東証は、PBR1倍割れ問題に対処するために、市場区分見直しに関するフォローアップ会議を開催し、関係者から意見を聴取しています。
- その中で、PBR1倍割れ企業に対しては、以下のような改善計画の開示を強く要請しています。
- 現状分析:自社のPBR1倍割れの原因や課題を分析し、株主・投資家から見た自社の強みや弱みを明確にする。
- 目標設定:資本コストや株価への意識改革・リテラシー向上を図り、中長期的な企業価値向上に向けた目標やKPI(重要業績評価指標)を設定する。
- 改善策立案:稼ぐ力の訴求、成長期待の醸成、ガバナンス強化など、自社に適した具体的な改善策を立案し、実行可能性や効果測定方法を検討する。
- 開示・対話:改善計画やその進捗状況を経営戦略や経営計画、決算説明資料などで開示し、市場や投資家と積極的に対話する。
ちょんまげ小僧
- 中学生6人組のYouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバーであるひき肉さんが自己紹介の際に使うフレーズ「ひき肉です」が、インターネット上で流行している。
- このフレーズは、言葉のインパクトやオリジナルのポーズとともに、TikTokやX(旧Twitter)などのSNSで多くの人が真似をしています。
- また、芸能人やインフルエンサー、ジャニーズやK-POPアーティストなども「ひき肉です」に反応したり、オマージュしたりしています。
- 「ちょんまげ小僧」は、7月19日に1000人程だった登録者数を急増させ、8月21日に100万人を達成したことで注目を集めています。
- 彼らは、日常の様子や学校生活、ゲームやお笑いなどを題材にした動画を配信しており、中学生らしいフレッシュさや面白さが人気を呼んでいます。
契約満了後更新なし
- ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、キリンホールディングスは、ジャニーズ事務所のタレントとの広告契約を更新しないことを決めました。
- また、今後の起用もしない方針です。
- キリンホールディングスでは現在、キリンビバレッジで「午後の紅茶」にSnow Manの目黒蓮さん、キリンビールで自家用ビールサーバー「ホームタップ」にジャニーズWESTの重岡大毅さんを起用して広告しています。
- これらの広告は契約満了をもって終了し、新たな広告は作成されないということです。
- 日本航空:嵐を20年の活動休止まで10年以上CMに出演させたほか、今年3月までは機内で放映する安全確認のための動画で櫻井翔氏と松本潤氏が登場していた。同社は「適切な対応が取られるまでの間、広告への起用を見送る」と表明した。
- アサヒグループホールディングス:Snow Manを「ミンティア」のイメージキャラクターに起用するなどしていた。同社は「人権方針に反する」として、今後、ジャニーズを起用した広告や新たな販促は展開しないと発表した。
- 日産自動車:元SMAPの木村拓哉氏をCMに起用している1。同社は、木村氏の今後の方針についてコメントを控えた。
- ソフトバンク:過去にSMAP、現在はなにわ男子をCMに出演させている1。同社は、タレントの起用方針については非公表だとした。
- 東京海上:損害保険大手の東京海上は、ジャニーズ事務所との広告契約の解除を検討していることが報じられています。同社は2022年から、「嵐」メンバーの相葉雅紀さんを広告に起用しています。性加害問題を受け、所属タレントとの契約を今後更新しないことを決定したということです。
国民皆保険制度
- マイナ保険証とは、マイナンバーカードと健康保険証を一体化したカードのことです。
- 政府は2023年10月から現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証の利用を義務化する方針です。
- マイナ保険証を持たない人には、資格確認書という書類が発行されます。
- 資格確認書は、医療機関の窓口で提示すれば保険診療を受けられるもので、有効期限は最長5年です。
- 資格確認書の発行には、約5億5000万円のコストがかかると見込まれています。
- このコストは、国民皆保険制度の財源に影響すると指摘されています。
- 荻原博子氏は、マイナ保険証の導入に反対する立憲民主党の国会議員です。
- 荻原氏は、マイナ保険証によって国民皆保険制度が壊されると批判しています⁵。荻原氏は、マイナ保険証の廃止を求める署名活動も行っています。
適材適所
- 内閣改造・党役員人事とは、岸田文雄首相(自民党総裁)が、内閣の閣僚や自民党の役員を入れ替える。
- 政権の刷新感や安定感を高めるために行われるものです。
- 岸田首相は、9月13日に内閣改造・党役員人事を実施する意向を固め、与党幹部に伝達しました。
- 茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁は続投させる方針です¹。萩生田光一政調会長と松野博一官房長官は要職で起用すると見られています。
- 岸田首相は、人事について「適材適所に尽きる」と記者団に語りました。
- 女性や若手、知名度の高い議員、民間人の登用も選択肢に入っているとされています。
- 一方で、大幅な入れ替えは不祥事や失言などのリスクも伴うと指摘されています。
- 内閣改造・党役員人事には、各派閥のバランス確保や公明党との連立関係なども影響します。
- 各派閥は、閣僚経験のない「入閣待機組」を抱えており、首相に人事の希望を順次伝えています。
- 公明党は国土交通相ポストを譲らない構えです。
完全無償化
- 福井県が高校授業料を完全無償化というのは、2023年9月1日から、福井県内の私立高校に通う扶養2人以上の多子世帯の生徒に対して、授業料を全額補助する制度のことです。
- この制度は、「日本一の多子世帯応援」と銘打って、子育て支援を拡充する一環として実施されます。
- 福井県では、2020年度から、国の就学支援金制度が大幅に拡充されたことに伴い、独自の授業料無償化制度を年収目安910万円未満の世帯まで拡大しました。
- この制度では、福井県内の私立高校に通う生徒に対して、授業料以外にも施設設備費などを含めた経費を補助しています。
- しかし、この制度では、扶養2人以上の多子世帯は約半数しか対象にならず、所得制限もあったため、不公平感や経済的な負担が残っていました。
- そこで、福井県は、多子世帯の教育費負担を一層軽減するために、所得制限を撤廃し、扶養2人以上の全ての多子世帯を対象にした完全無償化制度を導入することにしました。
- この完全無償化制度は、約1,500人の生徒が対象となり、約4億円の費用がかかる見込みです。
- 福井県は、この費用を国や市町村からの交付金や税収などで賄うとしています。
- また、福井県は、第2子以降の保育料も完全無償化することを決めました。
- これは、2023年4月から実施される予定で、約6,000人の子どもが対象となります。
- 福井県は、「多子世帯への支援は少子化対策にもつながる」としています。
小袋の砂糖
- 「ヨーグルトに砂糖は不要」 消費者の声で消えた“小袋の砂糖” 製糖メーカー明かす意外な「現在地」とはというのは、ねとらぼというウェブサイトで掲載された記事のタイトルです。
- この記事では、かつてヨーグルトに付属していた「フロストシュガー」と呼ばれる粒状の砂糖が、消費者のニーズの変化や健康志向の高まりなどによって、大手乳製品メーカーから次々と廃止された経緯や、現在のフロストシュガーの需要や活用方法などについて紹介しています。
- フロストシュガーとは、日新製糖という製糖メーカーが昭和40年代に開発した、溶けやすくなじみやすい砂糖のことです。
- 当初はフルーツにかける用途で開発されましたが、その後カップ式飲料自販機のコーヒー用やヨーグルト用の砂糖として広く使われるようになりました。
- しかし、2000年代以降には、ヨーグルトの食べ方が多様化し、消費者から「添付されている砂糖が不要」という声が増えました。
- 雪印メグミルクや明治などの大手乳製品メーカーは、2013年から2014年にかけてプレーンヨーグルトへのフロストシュガーの添付を廃止しました。
- 一方で、フロストシュガーは業務用としては比較的安定した需要を持っています。
- 製菓や製パンの現場では作業工程の時間短縮につながることから、溶けやすいフロストシュガーが活用されています。
- また、スポーツドリンクなど水で溶かして飲む粉末飲料にもフロストシュガーが使われています。
- 家庭向け需要は業務用と比べると規模は小さいものの、お菓子作りなどの調理需要にこたえる形で販売されています。
- ヨーグルトにかけたい消費者向けに「ヨーグルト用のお砂糖」というスティックタイプのフロストシュガーも販売されています。
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